※本商品は「宅急便コンパクト」での発送となります。このため、ネコポス便との発送費用の差額260円(税抜)を商品価格に追加しております。
[ゲームマーケット2019春 新刊]
サークル「ミライアソビ研究所」が送る、オリジナルTRPG&デッキ構築型ボードゲームです(A5大のボックス。ルールブックとゲーム用カード190枚を同梱)。
現代でもAI(人工知能)の進化が目覚ましいものですが、本作の舞台はそのAI技術が進化した近未来。あらゆる電子機器がAIによって制御され、人間との協働により今日よりも遥かに豊かな世界が実現しています。中でも、電子世界の管理者にして世界最高のAI「マザー」は、未来予測エンジンによって「まだ起きていない事件」を予言者のように察知することさえ可能になりました。
PCはそんな事件を解決するためにマザーから任命された「エージェント」。事件の解決のため、自分たちがエージェントに選ばれた理由を知るため、PCは電子世界と現実世界を奔走することになります。
電子世界の能力が決め手になるだけに、PCの能力もITスキルに関わるものばかり。クラスはプログラムの破壊を得意とする「クラック」、制御を得意とする「ハック」、修復を得意とする「リカバリ」の3種類から1つを選びます。能力値も同じ項目で、この3種類にポイントを割り振って制作します。
そうしたPCの能力だけでなく、重要となるのがカードです。本作におけるカードは、マザーから与えられた強力なプログラムや、敵性プログラムからラーニングして得たプログラムを意味しています。
そもそも前述したデッキ構築型ゲームとは、『ドミニオン』に代表されるボードゲームの人気ジャンルです。ゲーム内でカードを獲得し、自分のデッキ(山札)を強化。これを繰り返すことでデッキを理想形に近づけ、勝利条件の達成を目指すというもの。本作でも、戦闘を通じて、このデッキ強化を行います。
具体的には、場に出されたエネミーカードを攻撃によって破壊することで、そのカードを入手する仕組み。この攻撃するコストを獲得するために、最大5枚ある手札のカードを駆使します。そこで押さえるべきポイントが、カードごとに表示されている「ツリーダイアグラムリンク(ツリーリンク)」。アイコンで矢印などが書かれており、その方向に追加でカードを置けるのです。自分の手札のカードをどう組み合わせれば、最大の攻撃コストを引き出せるのか思案することに。さらに、カードにはクラスと同様のカテゴリもあり、クラスと異なる種類のカードは使用枚数に制限があるため、悩まされます。
ただ、リソースを使うことでツリーリンクと関係なしにカードを展開できる特殊能力もクラスごとに用意されており、カードはもちろんPCの特殊能力との組み合わせが重要になります。
また、セッションの主となるミドルフェイズはシーン制。特定の行動をカギとして情報が開示されるハンドアウトを軸に、マザーが予知した事件の原因を究明します。PCは、情報収集の他に、PC同士の交流を通じてカードを交換したり、マザーの端末と交流することで不要なカードを破棄したりしてデッキを洗練することも可能です。
こうして事件を解決したPCは経験点を獲得します。経験点はレベルを上げるほかに、好きなカードを初期デッキに組み込む固有化という選択肢もあり、PCとデッキ双方を強化できるのも楽しいところ。
また、TRPGにデッキ構築型ゲームを組み合わせるという挑戦的な内容なだけに、サポートにも配慮されています。サンプルPCは3クラスが2種類ずつ、サンプルシナリオ1本、索引も完備。きっとスムーズにセッションを始められますよ!