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【C95新刊】オリジナルTRPG『プラスティカ:ワンダラーズ』

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[コミックマーケット95新刊]


サークル「浅川河畔スタジオ」が送る、オリジナルTRPGです(B5判44ページ)。


──どうやら世界は一度滅びたらしい。


終末世界──文明が滅び、その残滓の中で生きる人々の物語は、不思議と人の心をつかみます。漫画『終末世界旅行』『ヨコハマ買い出し紀行』、TRPGでは『永い後日談のネクロニカ』など人気作品は枚挙にいとまがありません。本作の舞台も、そんな文明が滅んでしまった未来の地球(プラスティカ)です。


人類の衰退を決定づけたのが、時空間を歪ませる兵器でも使われたのか、場所によって時間の流れが異なるようになったこと。街を出て翌日に戻ってきたら百年が過ぎていて街も滅んでいた──そんな浦島太郎のような現象が当たり前に起こるようになってしまったのです。少なくなった人類は移動を避けるようになり、同時に文明を停滞させました。自然と、生活は原始社会に近づいていきます。


そんな中でも、いえ、そんな状況だからこそ流通の需要は高まりました。そのうち、少人数で移動することで時間の流れをある程度コントロールできる方法が分かり、旅や運び屋をする人々が現れました。彼らこそ「ワンダラー」、本作のPCたちです。故郷に一生帰れない可能性があっても旅を選んだこと以外は、基本的に普通の人間に過ぎません。


そんな普通だけど変わったPCらで挑むのは、終末世界の旅の1場面です。「大砂漠を生きて渡り切る」「古代の宇宙船を探索する」「辺境の街のふしぎな祭りを成功させる」など。そんな大目標を、4シーンほどに分けて取り組んでいきます。


先の大目標に関わる導入ののち、シーンごとにGMからは状況と、PCから見える人やモノ──「オブジェクト」が説明されます。このオブジェクトを観測することで、その正体や必要なアクションを推定できます。貴重な文明遺産や危険な動物、困っている人など、シナリオに関わる重要なオブジェクトは明示されるので、PCが注力すべきものを見誤ることはありません。ただ、オブジェクトは大抵PC人数よりも多く提示される上、シーンごとに行動回数が決まっているので、PCはどのオブジェクトを観測・行動しないで済ますか頭を悩ませることになるでしょう。


それだけでなく、PCは状況に合わせて何かを発見したり、元から自分が持っているものが「実はこんなものだったんだ」と定義したりすることもできます。当然ですが、現代に生きる我々にとっては当たり前のものも、終末世界では貴重なオーパーツになりえます。歯ブラシを発見して、その便利さが事件解決のカギになる──そんな展開も起こりえるでしょう。


GMからするとオブジェクトをいくつも考えるのに悩みそうですが、ジャンル別のオブジェクト表をはじめ多数のチャート表が用意されており、シーンを演出するフックには事欠きません。


ただ、SF的な世界観やナラティブな要素もあり、GM・プレイヤーともに慣れるまでは難易度が高く感じるかもしれません。どこか穏やかなポストアポカリプスの雰囲気を演出できるか、そして終末世界に浸れるか。それらと参加者が上手く噛み合えたなら、ハマる人にはとことんハマるでしょう。色々なものが失われた世界で、何かを発見して、「これって……もしかして」と正体に気付く。そんな文明の遺児との出会いを主軸とした本作は、実に終末世界らしい空気をセッションに醸し出してくれるはずです。個人的には、すごくオススメの作品です!

在庫状況: 在庫あり

1,300円
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