[コミックマーケット91新刊]
──悪には悪を!
『ガラコと破界の塔』のサークル「ロンメルゲームズ」が送る、オリジナルTRPGルールブックの新作です(B5版44ページ)。
巨大隕石により東京が消滅。政治・経済の中心を失った日本はアメリカの一部となった一方、東京は急速に復興したもののスラム化し、犯罪都市バッドランドと呼ばれるほど危険な街となってしまいました。このバッドランドで活躍するPCは、さまざまな特技(スキル)を持った犯罪者(あるいは元犯罪者)。怪盗や闇医者、殺シ屋などのアンチヒーロー。“夜の住人(ノクターナル)”とも呼ばれる彼らは、時に悪の誘惑に負け、時に惰眠を貪ってしまう決して強い存在ではありませんが、実に人間的なキャラクターです。
そして、PCの敵もまた悪。ただし、その悪どさはさらに上です。弱きものから搾取し、私腹を肥やす富裕層“ビッグバッド(巨悪)”PCたちは、義賊ではありませんが、この巨悪を専門に狙っていきます。
PC作成はクラス制を採用。隠密を時とする怪盗、医術を使いこなす闇医者、感覚に優れる博徒など6種類があります。それぞれ固有のスキルを3つ持ち、さらに追加でスキル1つをランダムに習得できます。さらにガジェット(装備や道具)を使いこなして、この生き馬の目を抜く犯罪都市をしたたかに生きていかねばなりません。
判定は、1人につき20面体ダイスを複数使用。出目を合計するのでなく、最も高い出目を一つ採用し、難易度以上ならば成功です。
また、本作の戦闘は、動きのあるアクションと組み合わせたアクションイベントとして設定されています。走ったり、逃げたり、ジャンプしたり。さらに攻撃回数も1回~3回から自由に選べるなど、アクション映画のような激しいアクションシーンが展開できます。
加えて、すぐ遊べるサンプルシナリオ1本を掲載。ある資産家の屋敷に、後ろ暗い美術品や貴金属が大量に保管されているとの情報を入手したPCたち。表に出せないお宝なら、盗まれても大っぴらには問題にできません。夜の住人らしく頂いて、世の中に還元してやりましょう!
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