[コミックマーケット91新刊]
『刻の狭間のフォルトゥーナ』を手掛けたサークル「かーにばる」が送る、新たなオリジナルTRPGルールブックです(B5版150ページ)。
舞台は、独善に満ちた神が支配する中世ファンタジー風の世界。神によって七つの大罪に当たる感情が奪われたことで、人々はルーチンワークを繰り返す生きた機械「ヒトガタ」となってしまいました。
その支配から逃れた存在がPCです。感情を備え、意思を持ち、言葉を話すPCは神にとって異端者であり、「咎人」と呼ばれます。このように自我を取り戻せたのは、かつて神との闘争に敗れた女神「マキナ」の助力によるものでした。PCは、独善的な神の支配から人々を取り戻すために、女神の復活を目指して神との戦いに身を投じることになったのです。
PCの能力値は、七つの大罪に対応した傲慢や憤怒、嫉妬など七種類。このうち一つは神によって奪われたままのため、能力値が最低の0になってしまう他、その大罪にまつわる欲求に欠けることで日常生活にも事欠いてしまいます。一方で本人が最も影響を受けている大罪は強い力を持つ「原罪」となり、能力値は120に、さらに原罪に対応した特殊な能力も行使できます(※判定は10面体2個を使ったD100判定です。その目標値が120になるとなれば、どれだけ原罪の能力値が強力か分かりやすいでしょう)。つまり咎人は、人らしい感情を武器に、神と戦うのです。
PC作成はスキル制。複数のスキルを取得できる上、スキルのレベルを上げていくことでアビリティという行動の選択肢が広がっていきます。
さらに、自分が大事にしているNPCとの唯一の絆や、仲間PCとの絆、女神マキナとの関係性も、PCの力になります。セッションでは、大事なNPCを神の手から取り戻したり、仲間などとの交流も欠かせません。
PCはこれらの力や絆を駆使して、神の尖兵から「罪業因子」という神の力の断片を取り戻すことで、女神の復活を目指します。この女神のデータは容姿や個性を含めて自作できるルールを用意しているので、そのキャンペーンだけの唯一の女神を作成すれば、愛着もひとしおでしょう。
ルールブックとしても、サンプルキャラクター5体、サンプルシナリオ1本、重厚な世界観設定など、内容も充実しています。ボリューム満点の新作同人TRPGをぜひお楽しみください!
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