［コミックマーケット95 新刊］

サークル「伽藍堂書院」が送る、『ゆうやけこやけ』シナリオ集です（B5判28ページ）。

その原っぱは、子供がサッカーやキャッチボールなどボール遊びを楽しむ格好の場所でした。しかし、最近になって困っているのが、ボールが頻繁になくなってしまうこと。見つからず泣き出す子や、お母さんに怒られる子もいて大問題なのです。そんなある日、ボールを持っていく黒い影を目にします。その影が向かった先は、原っぱの隣にある幽霊屋敷。ボールを持っていたのは何者なのでしょうか……？

そんなシナリオ「かくれんぼのノワール」から始まる4話のキャンペーンシナリオを収録しています（１，２話は単発シナリオとしても遊べます）。

驚くのが、このシナリオ、小学校3年生の女の子が考えたというのです。普段からお祖父さんと一緒にTRPGを遊んでいる子がプロットを制作。それをサークルに所属するお祖父さんがシナリオに清書して完成したのが本作です。表紙イラストもその子の手によるもの。

といっても、その内容は「全部お祖父さんが考えたんでは？」と疑ってしまうほど、実にゆうこやらしい物語に仕上がっています。その制作過程も紹介されているので、ぜひ合わせて読んでみてください。