[ゲームマーケット2018秋 新刊]
──わたしたちは、魔法の森と生きている
『歯車の塔の探空士』でおなじみのサークル「六畳間幻想空間」が送る、オリジナルTRPGです。
舞台となるのは、広大な森に覆われ、その陰で人々がひっそりと生きる異世界。そんな世界になったのは、不思議な力を持つ植物「魔法植物(アーヴ)」が存在したからです。それらは人々に恵みをもたらすとともに、脅威でもありました。
しかし、そんな魔法植物と共生する例外的な人々もいます。それがPCである「森の魔法使い(フローリア)」。体に植物を生やした彼らは、その魔法を使いこなすために森との調和を尊び、植物的なモチーフを取り入れた服装でオシャレした自然派魔法使い。人間だけでなく、獣人や精霊の魔法使いも存在します。
そんな魔法使いたちは、人々の頼みを聞いて、魔法の森へと向かいます。常人ならば危険で足を踏み入れられない森も、PCにとっては秘密の庭のようなもの。魔法植物を採取したり、料理やガーデニングを楽しんだりしながら、森を探索します。
ただ、魔法使いにとっても森は安全なフィールドではありません。立ちはだかる困難には、自分とともに成長してきた魔法植物の魔力が力となってくれます。その魔法の根源となるのが、図形です。本システムでは、「魔法脈キャンパス」というシートに、図形や直線を配置。その線で囲まれた中で、使いたい魔法が指定する形(三角とか四角とか)を塗りつぶすことで魔法を発動します。つまりコストを図形で支払うという、変わったルールなのです。
パズル的で頭を使うように思えるかもしれませんが、図形や線を引くことはシンプルで、実際に遊んでみると直感的に理解できるでしょう。どんどん線が増えていくことで、思わぬところに目当ての図形を発見したりといった驚きも、良いスパイスになってくれます。
さらに、サンプルシナリオが3本も収録。個性的な世界やルールだけに、サンプルシナリオが本作の世界を開拓する道しるべにもなってくれるでしょう。平和で、お洒落で、ちょっと危険なスローライフをお楽しみください。
本作品は、公式サイトも用意されています。最新情報はこちらでご確認ください!